ANAグループ機内誌「翼の王国」広告シリーズ【哲学対話 vol.2】

科学技術って、どう進化するんだろう?

お知らせ 日時:2017年5月1日(月) 掲載

昨今、何かと話題になることの多いロボットや科学技術の進化について、「哲学対話※」を通じてこども達5人に自由に話しあってもらいました。
※哲学対話とは...テーマに沿って何を言ってもよいルールで、お互いの意見の違いを受け止め考えを深める場。思考力や表現力、主体性を育てるための取り組み。

人の役に立つロボットがたくさん。
でも、依存しすぎるのは怖い。

―身のまわりにある、機械とかロボットって何がある?

りんりん:お掃除ロボットとか。
はるっち:人工知能とか、人型のロボットとかあるよね。
こっこ:癒やし系の動物ロボットもある。
ももりん:ラジコンもそう。ドローンとか?
おいちゃん:人を癒やすやつとか、工場にあるやつとか、お手伝いするやつとか、いろんな種類がある。
りんりん:大地震のときに、がれきの中でロボットを操作して助けたりとか。
はるっち:人間より頭が良いロボットも出てきて、怖いって話もある。ロボットの開発が進むとみんな怠けて、ぜんぶロボット任せになっちゃう。

―この先、どんな機械やロボットができたらいいと思う?

ももりん:動物と会話できるようになりたい。
おいちゃん:家がジェットコースターみたいになると超楽しい!
りんりん:転んでも絶対ケガしないような服ができないかな?
ももりん:モノが2つになる機械みたいなのとか。
はるっち:医学に使える、すごく小さいロボットとかできそう。
おいちゃん:車を運転してくれるロボットがほしい。

―人工知能が発達すると、人間の仕事が減っていくって話があるけどどう思う?

おいちゃん:ダメかな。怠けすぎちゃダメだと思う。
りんりん:人がやると命に関わるものだけを、ロボットが代わりにやればいいと思う。
ももりん:そこまでロボットが発達していくと、人との会話がなくなっちゃいそう。
こっこ:でも、お年寄りとか、ひとりの人にとってはうれしいかもしれないよね?
りんりん:一緒に話もできるし、うれしいよね。癒しとして。
はるっち:依存するのは怖いと思う。ロボットにずっと頼りっぱなしになるのはどうなのかな。

良い使い方も、悪い使い方もできる。
技術の使い方を決めるのは、人間。

―「良いロボット」と「悪いロボット」の違いって何だろう?

こっこ:監視カメラとかは、良いロボットだよね?
りんりん:同じロボットでも、悪いソフトを入れたり、ウイルスに感染すると悪くなる。
はるっち:そういう特殊な電波とかをやられて、洗脳されたら怖い。
こっこ:良い人が使ったら、良いほうに行くと思う。
りんりん:逆に、悪い人が使ったら、悪いほうに行くと思う。

―科学技術やロボットの進化は、人を幸せにする?

こっこ:幸せにすると思うけど、やり過ぎなのはちょっと...。
りんりん:人によると思う。大抵の場合はするけど、悪い人が使ったら悪用されるから。
こっこ:代わりにお使いに行ってくれたり、寂しいときに話ができるロボットがいたらうれしくない? 
はるっち:でも、ずっとロボットに監視されてる生活もイヤだよね。
おいちゃん:どのくらいが、ちょうどいいんだろう?
りんりん:今のレベルのままにしたほうが良いと思う。
はるっち:悪いことをしないようにルールを決めておいて、それを破ったロボットは動けなくするとか。
りんりん:ロボットの訓練場をつくって、そこで悪いことをするようだったら廃棄するとかね。

―機械やロボットとどう関わっていけば、幸せに暮らせるんだろう?

はるっち:ロボットにも法律を決めて、一緒に暮らせる環境をつくっていければいいと思う。
りんりん:人間に危険なことを代わりにやってくれるロボットなら、私は良いと思う。
おいちゃん:ロボットは人を幸せにするか、不幸にするかって言えば五分五分だと思う。人に危害を加えた場合は、責任者とロボットをつくった人に罰を与えるようなルールをつくれば大丈夫かな。
こっこ:ひとり暮らしの人とか、人の話し相手になるロボットは私は良いと思う。
ももりん:ロボットはじぶんから悪いことをしないと思うから、ロボットをつくる人を免許制にすれば不幸なことも起きないんじゃないかな。

―科学技術やロボットの未来像について話し合ってくれた5人。それぞれの考えがさらに深まったのではないでしょうか。皆様もぜひ、ご家庭で「哲学対話」を実施してみてください! 最後に、こちらのアンケートにもぜひお答えください。

アンケートは終了しました。

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