Out of KidZania国土交通省 関東地方整備局 洪水から街を守る仕事体験in荒川
官公庁と取り組んだ初めてのOut of KidZania!
国土交通省の新人職員として国交省災害対策室の仕事を体験
各種団体との取り組み 2018/10/28(日)
農業用水や発電用水、水道用水としても利用され地域の発展を支えている荒川は、「母なる川」である一方、過去に幾度も洪水による被害を与えてきました。 このプログラムでは、洪水という災害についてこども達自身が理解し、自分の身を守る心構えや備えを持つことを目的として実施されました。
こども達はまず荒川知水資料館で、荒川の歴史、荒川放水路が作られた経緯、放水路によって決壊が抑えられていることを図や資料から学びました。模型を使った水門の実験を行い、岩淵水門の有無によって洪水が起こった際に街にどのような影響が出るのかを知りました。
次に、荒川下流河川事務所の災害対策室災害対策室で、洪水が発生したことを想定した対策訓練を3つの班に分かれて実施しました。
「支部運用班」は洪水の情報をもとに、各所へ水門を閉鎖することを伝達するためのFAXとSNSの原稿を作成。水門が閉鎖したことを目視で確認して、閉鎖完了の原稿を作成。
「情報管理班」はクロノロジーと呼ばれるできごとをまとめる表を作成。支部運用班から届いたFAXを関係各所に配信。洪水発生後の出来事を1分単位で記録。
「電気通信班」は水位を確認して報告し、住民に対して喚起放送を実施。閉鎖後に水位や雨量を確認して各所へ情報の共有を行いました。
最後に、グループごとに「荒川マイ・タイムライン」を作成。
「マイ・タイムライン」は災害に対して事前にどのような準備が必要かを考えるものです。家族構成や住んでいる地域によって必要な準備は変わるため、それぞれの状況にあった対策をグループで考えて発表しました。
プログラムに参加したこども達は、対策訓練では「落ち着いて行動すること」「チームで協力すること」「正確にすばやく対応すること」、そのためには「日々の訓練が欠かせないこと」を学ぶとともに、マイ・タイムラインの作成によって、万が一の場合に自らがどう行動すればよいか考え防災意識を高めることができました。
概要
開催日時 |
2018年10月28日(日) |
場所 |
荒川下流河川事務所・荒川知水資料館(東京都北区) |
対象 |
小学3年生~中学3年生 |
定員 | ①~③各30名 計90名 |
参加費 |
無料 |






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