2022年4月5日
昨年末、キッザニア東京とキッザニア甲子園を中継でつないで行われた
「キッザニアSDGs宣言セレモニー」。
その中で、株式会社arca(アルカ)の代表として
社会派クリエイティブを掲げて広告や商品プロデュースを手がけ、
クリエイティブ・アクティビストとしても「行動を起こす」ことの
重要性を自ら体現されている辻愛沙子(つじあさこ)さんを
ゲストにむかえ、圓谷(つむらや)社長と宮本(みやもと)副社長、
そしてキッザニアこども議会のメンバーと共に
SDGsの課題について意見をかわすトークセッションが行われました。
テーマは、キッザニアこども議会のみんなが
一番解決したい課題としてだした「食品ロス」。
今回は、大人も子どもも一緒に、
それぞれ自分にできることを考えたトークセッションをレポートします。
圓谷 : 今回のテーマ「フードロス」について、まずは身近なところから考えてみましょう。みなさん、きらいな食べ物はありますか?
まゆりん : あります。ピーマンとか、レタスとか。
れぃみぃ : わたしもピーマン。ナスも苦手。苦手な野菜は残しちゃう時もあります。
圓谷 : わたしもピーマンは苦手でした。実は、長ネギも苦手です。
辻 : わたしも昔は長ネギが嫌いでした。でも、いまは一番好きな食べ物です。
圓谷 : 大人になって食べられるようになったんですね!甲子園のお二人は?
エイト : ぼくはないです!
よこたん : ぼくもないです!
宮本 : 二人ともすごいですね! わたしは豆類が苦手でした。グリーンピースとか。
圓谷 : 宮本さんは、苦手なものをどうやって克服していますか?
宮本 : 最近はインターネットでいろいろな人がおいしいレシピを教えてくださっているので、そういうみなさんのお知恵を借りて、おいしく料理することで食べられるようになりました。
圓谷 : それはいいですね! おいしく食べられると克服できそうですよね。
まゆりん : ピーマンもハンバーグに混ぜてあると、おいしく食べられます。
れぃみぃ : たしかに入っているのにも気づかずに食べちゃいます!
宮本 : レストランとかスーパーマーケットでのフードロスについて思うことってありますか?
エイト : スーパーに行くと、こんなに商品がたくさんあるんだなぁ、って思います。
宮本 : そうですよね。あんなにたくさんの食べ物、全部消費されているのかなって思いますよね。
まゆりん : 以前、曲がったきゅうりはスーパーでも販売できなくて、捨てられちゃうって聞いたことがあります。今は、そういう野菜を寄付するところがあるそうなので、そういうのがもっと広まったらいいなと思います。
圓谷 : 規格外の野菜のこと、よく知っていますね。そういうのは本当にもったいないですよね。食べたら変わらずにおいしいのにね!
他に、レストランのフードロスについて感じていることはありますか?
れぃみぃ : 注文するときに「これが苦手なので抜いてもらえますか?」ってお願いできたらいいなと思います。
圓谷 : そうですね!注文する時に聞いてみることなら、明日からでもできそう!すぐに行動にうつせるってとっても大事なことですね。
れぃみぃ : フランスは給食の主食を選ぶことができたり、給食かお弁当かを選択したりできたりするみたいです。日本も選べたらいいのになぁ。
辻 : よく知っていますね!なるほど、たしかに苦手なものを苦手というのも大切ですよね。
圓谷 : みなさん、よく知っていますね!今日は大人が教えられてばかりで、びっくりしました。
宮本 : 選択したら責任を持つ、っていう考え方は発見でした!食べ残さないことももちろんすばらしいと思いますので、お友だちにも伝えていってくださいね。みんな、よく考えていて感心しました。たのもしいですね!
辻 : 規格外の野菜のことも、よく知っていましたね。コンビニもいつもたくさんならんでいるのが当たり前ですけど、1年間に1店舗555万円分の食べ物がフードロスになっていると言われています。そういうあまったものはどこに行くのだろう?と違和感を持つのが大切だと思います。自分が感じた疑問や好奇心を大事に、これからも自分の声と心にしたがって生きていってくださいね!
みなさんも、身近な「フードロス」について、今すぐできそうな小さなアクションについて、ぜひ考えてみてください。そして、お友だちやご家族と意見をだしあってみてください。新たな発見や気づきがあるかもしれませんよ。
「キッザニア東京」と「キッザニア甲子園」の2か所を中継でつないで行われた『キッザニアSDGs宣言セレモニー』のもようを3回にわたっておとどけしました。キッザニアが、こども達にとってSDGsを知るきっかけになり、考えて行動する力を楽しみながらはぐくむことができる場所であり続けるために、私たちもこども達と進化してまいります。ぜひ、一緒にSDGsを学び、できることを考えていきましょう!