2022年4月5日
都内では冬らしいすんだ青空が広がった2021年12月15日。
こども達がSDGsにふれ、社会課題を楽しく学びながら
主体的に考え行動することをサポートする体験・参加型のSDGsパビリオン
「キッザニアSDGセンター」のオープンを記念して、東京と甲子園をつないで
「キッザニアSDGs宣言セレモニー」を同時開催いたしました。
こどもが主役であるキッザニアらしく、このイベントの司会進行は、毎年公募しているこども議会のメンバーたち。宣言セレモニーは、東京ではKCJ GROUP株式会社 代表取締役社長 圓谷道成(つむらやみちなり)、甲子園では代表取締役副社長 宮本美佐(みやもとみさ)のごあいさつからスタートしました。
今年10月に日本上陸15周年をむかえ、累計来場者も2,000万人をこえたキッザニア。あらためて、職業・社会体験を通して楽しく生きる力をはぐくむエデュテインメント施設であること、そして多ジャンルのさまざまなスポンサー企業に支えられていることへの感謝をのべた後、話題は今回の本題であるSDGsへ。
「データによると、地球の未来は心配だ、と考えている小学生は85%。 しかも、学年があがるほどに心配だと言っているこどもの数は増えています。つまり、学ぶほどに不安を感じていることなのです。現在の目標は2030年の達成を目指して作られていますが、SDGsの活動は2030年で終わりではなく、永続的に続けなくてはならないことです」
そのためにキッザニアとしてなにをするのか。その取り組みについて話は展開していきました。「我々は、こども達が主体的に動けるようになるサポートをしていきたいと考えています。キッザニアにご協力をいただいている多くのスポンサー企業様とのパートナーシップで、こども達主体のSDGsの活動をしていきたいのです。」そして、キッザニアが考えているSDGsのスローガンを発表しました。
スローガンに引き続き、圓谷社長からSDGsを体験できるキッザニアのコンテンツが発表されていきます。
「キッザニア東京」と「キッザニア甲子園」の2か所に同内容でオープンした体験・参加型のSDGsパビリオン。気づく・考えるということを楽しく体験することができるスペースです。
※パビリオンのくわしいご紹介はレポートその②をごらんください!
小学校や中学校の授業でも活用いただくことができる内容をもりこんだ『キッザニアSDGsガイド』を発行。
「この冊子をきっかけに、キャリア教育を行なっている学校団体に向けて、さまざまなSDGs教育プログラムを提供していきたい」と圓谷社長は話します。
※くわしい内容はこちら!
セレモニーと同時にオープンした当サイトでは、SDGsを知り興味を持つきっかけとなる情報を発信していく他、
SDGsにまつわるこども達の声ものせていく予定です。
その他、『キッザニアオンラインプログラム』での動画やオンラインワークショッププログラムなど、キッザニアのSDGsの活動は今後さらに広がっていく予定です。
スクリーンにキッザニアの理念であるフレーズ“Get Ready for a Better World”が大きくうつしだされると、あらためてキッザニアが大切にしてきたものについておだやかに語る圓谷社長。 「キッザニアは、より良い世界のためにこどもが主役の国を作った、というストーリーを持っています。
まさに、先ほどお伝えした『世界を救う主役はこども達だ』というSDGsのスローガンにも通じます。ユニフォーム選択をジェンダーフリーにしていたり、>館内配布物は環境配慮素材を使用していたり。すでに以前からSDGsの取り組みは行っておりましたし、スタッフは全員SDGsの研修を受けております。これまでの取り組みに加えて、SDGsをこども達にわかりやすく体験していただけるものを作ることが、未来をになうこども達の成長につながるのではないかと思っています」
最後に、キッザニアこども議会のみなさんによるSDGs宣言が行われ、SDGsの目標と同じ数、17名の議員のみなさんが “Get Ready for a Better World! ”と全員で声を合わせ、元気よく拳を上げました。
キッザニアのSDGsの取り組み自体は、今はじまったことではありません。しかし、今までの取り組みをベースにこれからもますます進化し、こども達と共にはぐくみ成長していきます。