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「Night Campus2023」中学生プログラムレポート
~社会課題から考える福岡の未来~

2024年3月22日

「Night Campus2023」中学生プログラムレポート~社会課題から考える福岡の未来~

キッザニア福岡で行われた中学生向けプログラム
「Night Campus 2023 Startup for a Sustainable Future ~社会課題から考える福岡の未来~」。
福岡県内の中学校から、29名の生徒が参加し最終日にチームごとにプレゼンを行いました。

ワークショップ

DAY 1 / 1月9日(火)

【キックオフ】 学ぶチームをつくる

北九州市立大学 地域創生学群 教授 真鍋 和博
コースの目的や全体像などを共有した上で、参加者と大学生メンターのきん張感を和らげ、参加意欲を高めるためのアイスブレイクを行いました。その後、キッザニア福岡を探検しながら、き業がどのようにSDGsの達成にこうけんしようとしているのかについて考え、調べ、そしてその結果を発表しました。
最後に、関心の近い参加者でチーム編成を行いました。

【キックオフ】 学ぶチームをつくる

DAY 2 / 1月16日(火)

【基礎学習】SDGsに詳しくなる

NPO法人SDGs Association熊本 代表理事 神田 みゆき
神田みゆき先生の指導のもと、「2030 SDGs」カードゲームを通じて、参加者がSDGsの多面性を体感しました。「三方よし」や「ビジネスで課題を解決する」ことの意味や重要性を確認するとともに、SDGsを達成する上で、「経済」、「社会」、と「かん境」の三方面で調和を保つことの大切さを学びました。そこで、「トレードオフ」というキーワードもしょうかいし、参加者が最終発表を考えるにあたっての検討材料を提供しました。

【基礎学習】SDGsに詳しくなる

DAY 3 / 1月23日(火)

【事業創発セッション】
Fukuoka Growth Nextでのフィールドワーク

株式会社Oxxx 代表取締役CEO 黒瀬 優作氏
株式会社ベンナーズ 代表取締役 井口 剛志氏
株式会社UPay 代表取締役社長上官 ゆい氏

社会課題をどのよう解決すべきか?ビジネスアイデアはその手助けになるのか?各チームがビジネスアイディアの検討を進め、具体化させるため、福岡市の中心部にあるスタートアップ支援しせつ「Fukuoka Growth Next」を訪問しました。起業の先ぱいからそれぞれの体験談をうかがった上で、刺激的な意見交かんを行いました。

【事業創発セッション】 Fukuoka Growth Nextでのフィールドワーク

DAY 4 / 1月30日(火)

【プレゼン準備】福岡の未来に向けて行動する

DAY 4はキッザニア福岡にもどり、福岡の理想の未来をつくるために、それまでの学びを活かして、各チームが設定した課題をどのように解決していけば良いのかについて具体的に考え、大学生メンターに相談しながら資料に起こしました。最終日に向けて、パワーポイント資料の作成のみならず、動画やアニメーションの作成等も行い、発表準備にはげみました。

【プレゼン準備】福岡の未来に向けて行動する

DAY 5 / 2月13日(火)

【ファイナルプレゼン】発表と修了式

  • チーム発表 各4分×7チーム
  • 講評・総かつコメント
  • 修了証授与
  • 記念写真
【ファイナルプレゼン】発表と修了式

発表

サスティナブルな福岡を実現するためにスタートアッププランをみんな考え発表しました。

<チームA>
たばこのアドベントカレンダー

たばこのアドベントカレンダー

日本のガンの死亡率が高いことから、肺がんとたばことの関係に着目し、きつえん者を減らすためにたばこのアドベントカレンダーを開発しました。

<チームB>
動く勉強部屋

動く勉強部屋

教育の面で生じる貧困の差をなくすために、はい業した屋台を勉強の場にリメイクし、気軽に勉強できる場所を提供するビジネスを考案しました。

<チームC>
10年後の未来を想像してみよう

10年後の未来を想像してみよう

10年後の目指す世界をだれもが「自由に」「楽しく」過ごせる世界とグループで設定し、そのための取り組みやふきゅうさせるための方法を考えました。

<チームD>
二酸化炭素排出量測定アプリ

二酸化炭素排出量測定アプリ

世界の二酸化炭素はい出量を削減するために、二酸化炭素はい出量測定アプリを開発しました。このアプリを使うと、はい出した二酸化炭素の量が可視化されます。

<チームE>
プラスチックコイン

プラスチックコイン

大量のひょう着ペットボトルをリサイクルするビジネスを展開するために、ビジネスコイン制度を考案しました。

<チームF>
密猟をなくそう!

密猟をなくそう!

どんぐりのチョコレート、野生の果物ジャムをはん売する店やジビエ肉を活用した地産地消をテーマにした料理店を考えました。

<チームG>
まま・ぱぱ免許制度

まま・ぱぱ免許制度

日本のぎゃく待問題を解決するために、「まま・ぱぱめん許制度」を考えました。この制度では、親になる前に子育てについて学ぶことができます。

総括コメント

北九州市立大学 地域創生学群 地域マネジメントコース 教授
眞鍋 和博 先生

参加者のみなさん、ご苦労様でした。各チームの発表を見て、「みなさんは本当にすごい!」という印象が心に刻まれました。中学生の立場で、ここまで社会課題について深く考え、自分事としてとらえ、そして最後の発表にまとめるというのは簡単な作業ではありませんが、それを見事にこなせたみなさんにはだつぼうです。見ている私は、中学生の自分をふり返るとはずかしくなるぐらいです。
最後のメッセージはお願いになりますが、このプログラムで体験したことを胸に、今後は「行動を起こす人」になってください。考えることはもちろん大切ですが、世の中を変えるには行動を起こすことが何より必要です。高い目標をもちつつ、行動にかけてはだれにも負けない人を目指してください。

北九州市立大学 地域創生学群 地域マネジメントコース 教授 眞鍋 和博 先生

参加者コメント

キャンパスネーム:こがさん
これまで学校で学んだSDGsにあまり関心は持てませんでしたが、このプログラムに参加することで、特にDay 2の「SDGs 2030カードゲーム」への参加を通して、自分事化でき、物すごく興味がわきました。また学校外でのプログラムへの参加は、今回のNight Campusがはじめてでしたが、とても楽しかったので、これからもこのような機会をつかんでいきたいと思っています。

こがさん

キャンパスネーム:Souseiさん
プログラムが始まるまで、自分が内面的で、どちらかというと起業家に向いていないとずっと考えてきました。ただ、Night Campusに参加することによって、起業家は必ずしも話上手でカリスマ的な人であるのではなく、むしろ、「自分らしく」行動しているだけであることに気づきました。同級生のみなさんは、「自分らしさとは何か」を考え、自分の個性をぜひ大事にしてください。

Souseiさん