2024年2月29日
キッザニア福岡で行われた高校生向けアントレプレナーシッププログラム
「【Night Campus 2023】 Future Innovators’ Course
~次世代起業家育成塾~」。
福岡県内12校の高校から、32名の生徒が受講し、アントレプレナーシップの基本から、
課題解決に向けた事業計画の検討方法までを学び、チームごとにプレゼンを行いました。
九州大学QREC講師 平田一茂先生
九州大学 学生団体 学人
「自分は何に動機づけられるのか?」「自分の才能は何か?」「自分の価値観は何か?」について深ぼり、人生においてやりたいことやなりたい姿、それを達成するための具体的な行動を考えます。
最後に、ワークを通して見出した自分らしさをもとに、スタートアップを通じて「だれにとっての」「どのような未来を目指したいか」「そのためにはどうしたらいいか」を考え、DAY
2以降のオリジナルビジネスアイディアの種となるアナタグを作ります。
大阪公立大学国際機関教育機構
高度人材育成センター特任講師
山田裕美先生
九州大学 学生団体 学人 / 九州大学 起業部
DAY
1で作成したアナタグをもとに、近い考え方を持つメンバーでチーム分けを行いました。まずはMARSHMALLOW CHALLENGEで楽しくチームビルディングを行った後、アナタグをもとに、目指したい未来をかなえるための解決策をたくさん絵にかいて発想を広げました。最後にキッザニア館内を回って様々なきぎょうの商品・サービス・技術にふれて得た気づきも活かしながら、チームのディスカッションを通じて発散した発想を一つの最終アイディアに収束しました。
大阪公立大学国際機関教育機構
高度人材育成センター特任講師
山田裕美先生
株式会社トイポ 代表取締役CEO 村岡拓也氏
Tensor
Energy株式会社 代表 堀ナナ氏
キッザニア福岡を飛び出し、福岡市の創業支援しせつであるFukuoka
Growth
Nextでフィールドワークを行いました。福岡市で活躍する起業家の村岡拓也氏
、堀ナナ氏のお二人をお招きし、スタートアップの先ぱいとして熱いプレゼンをいただきました。後半はチームごとに事業案のブラッシュアップを行い、起業家のお二人にも各グループを回っていただき、アドバイスをいただきました。
大阪公立大学国際機関教育機構
高度人材育成センター特任講師
山田裕美先生
九州大学 学生団体 学人 / 九州大学 起業部
まずはユーザーストーリーを4コマまん画で表現するなど、発想力を働かせながらアイディアのプロトタイピングを行い、他チームと見せ合って意見を出し合うことで、これまで考えてきたアイディアの検証を行いました。後半は最終発表に向けて、山田先生や九州大学の学生たちのアドバイスも受けながら、チームのオリジナルビジネスアイディアをプレゼンにまとめあげていきました。
●チーム発表 各4分×7チーム
●講評・総かつコメント
●修了証授与
●記念写真
2030年の課題解決につながるビジネスプランを発表しました。
留学を通じて新しいかん境にちょうせん的に飛びこむことの大切さをより多くの学生に知ってほしいと考え、学生が、き業の調査をうけ負うことで資金えん助を受け、調査いらいされた国へ海外留学ができるプログラムを考えました。会社としては、学生とき業のちゅうかい料によって収益を得る仕組みを提案しました。
ふだん国際交流の機会がない中高生のために、同年代の留学生と英語で交流できるイベントの開さいをき画しました。けい続して参加してもらうために、入場料を割引するなど、いろいろなイベントに参加したくなる仕組みも考えました。参加者を増やすために中高生がしはらいやすい料金設定とし、イベントに出展する各店ぽからの設置料も加えて収益を得ます。
日本人のぼきん率の低さとこどもの貧困に着目し、自動はん売機で、通常のはん売価格にぼきん額を上乗せする形で各県の人気名物をはん売し、得た収益でこども食堂を運営する事業を考えました。様々なき業の商品を取りあつかいますが、支えんは私たちの会社がいっかつでうけ負う1社完結型であるため、仲かい手数料が少なくてすみ、自動はん売機で人件費もおさえられることから、より多くの支えんをこどもたちに届けることができます。
高校生が視野を広げられる場所「dIff」を設置・運営する事業を考えました。dIffでは、気軽に立ち寄れるカフェとして利用できるだけでなく、曜日ごとにイベントを開さいし、き業との商品開発、留学生・起業家との交流などによって、学生がふ段の学校生活では経験できないことにちょう戦できる場所としての価値をもたせます。また、運営に高校生が関わる仕組みで、dIffに通うことへの安心感と独自性をもたせます。
こどもを見守るカメラとマイク付きぬいぐるみ「Nurseries」を開発しました。これは、親のスマートフォンと連携し、危険を知らせるだけでなく、こどもとコミュニケーションをとり、勉強へのやる気を引き出すことができます。また、オプションとして警備会社との連携機能もつけることで、各家庭に合わせた料金プランや、下請け業者との分担で事業を成立させる仕組みを考えました。よりみなさんに商品の魅力を知ってもらうため、自分たちでオリジナルのテレビCMも作成しました。多忙な家庭の親御さんが安心して外出できる社会を目指します。
小中学生が人前で発言し、積極的に行動することに対して自信をもつことができるようになるサービスを考えました。継続利用をしてもらうために、小学生向けでは教育現場に導入するAIカメラで発表をポイント化し、好きな商品と交換できる仕組みを考え、中学生向けでは挑戦したいことや活動に企業がクラウドファンディング形式で支援できるアプリを開発します。小学生向けには保護者に請求する月額料金やポイントを交換する商品を扱う企業の広告費、中学生向けにはクラウドファンディングの仲介料により収益を上げ、事業を継続することができる仕組みを考えました。
しゅ味が合う学生と高れい者をつなぐアプリを開発しました。同じしゅ味し好をもつ人たちをイベントに招き、意気投合した学生・高れい者同士でBuddyを組んで、アプリ上のチャットシステムで交流してもらいます。学生側は、高齢者の人生経験を聞くことで夢や目標を見つけて具体化していくことができ、高齢者側はこ立・こ独死の減少が見こめます。アプリのメッセージ機能を活用することで、イベントへの参加とアプリの利用をそく進する仕組みを作ります。
KDDI㈱ 事業創造本部 清水 一仁 様
KDDI ∞
Laboで責任者として年間、300社以上のスタートアップを支えんする中でピッチを多く聞く機会が多くありますが、それに比べてもみなさんのプレゼンはどれも素晴らしいものでした。
特に自身の原体験に基づき、社会課題とひもづけて事業テーマに設定しているチームが多かったのでとても説得力を感じました。
ビジネスモデルも考えぬかれていました。今回のプログラムへの参加で、1人でなくチームと話し合いながら、アイディアを作ってはこわしをくり返して、お客さんにお金をはらっていただくにはどうしたらいいかを真けんに考える経験は初めてだったと思うので、この経験を通じて、少しでも将来のせんたくしに「起業」を入れてくれるとうれしいです。
九州大学QREC 招へい講師 山田 裕美 様
大学生や起業家と比べてもプレゼンの作りがとても上手なのにおどきました。発表も聞きやすく、まとまっていました。これからも自信を持ってのばしていただきたいスキルです。「アントレプレナーシップ」は「起業家精神」と訳されてしまいますが、起業家だけが必要なものではなくて、色々なことに気づいたり、日々ある課題などを解決するために一歩ふみ出したり解決していくというスキルで、リーダーシップにもつながるようなものです。それはみなさん自身にとっても役立つスキルになります。今回のプログラムへの参加で様々なことに気づき、「やってみよう」と思う心を育んだと思うので、明日からの日常生活でもぜひ改善案やビジネスになりそうなことに気づき、第一歩をふみ出してください。保護者のみなさまも、今後もかれら・かのじょたちがやりたいと思ったことを後おししていただけたら嬉しいです。
株式会社様ジコウ 平田 一茂 様
今回は「Who am
I?」=「みなさん自身がみなさん自身を知る」というところからアントレプレナーシップを育むプログラムを始めました。どの発表もみなさんひとりひとりの想いがあふれたプレゼンで、4分では足りないと思うような内容でした。ぜひ自信をもって、明日からの生活でも、何かちょっとした気づきとか、そこから始まるアイディアで将来こういうことをやりたいとか、このチームでまた別のアイディアをやろうとか、今回ブラッシュアップしたものをぜひ事業として実装したいとか、次のステップに向けたエネルギーにしていってほしいと願っております。