Out of KidZania in ふくしま相双2022
福島県沿岸部に位置する相双地域で仕事体験イベント開催!
福島県で初めてのOut of KidZania!
地域との取り組み 2022/10/01(土)、10/02(日)
福島県は、東日本大震災及び原子力災害によって失われた浜通り地域などの産業を回復するために、当該地域の新たな産業基盤の構築を目指す国家プロジェクト「福島イノベーション・コースト構想(以下 イノベ構想)」に取り組んでいます。
本イベントはイノベ構想の一環として実施され、会場のロボットテストフィールドにはキッザニア監修の仕事体験プログラムのほか、ロボットの実演や最新機器の操作体験などができるイノベ構想コーナーが設けられました。
福島県は、医療機器製造企業の生産拠点が数多く立地している国内屈指の医療機器生産県です。『医療機器メーカーの仕事』では、メーカー社員として医療機器の特徴を知るために、腹腔鏡下手術の機器操作を体験しました。
ロボテスから車で20分離れた「道の駅なみえ」では4つの仕事体験プログラムを実施。震災から10年経ち再び浪江での酒づくりを復活させた鈴木酒造による『杜氏の仕事』では、日本酒づくりの一部の工程をこども達が体験。原料となる白米に残った糠(ぬか)を水で洗ってきれいに取り除く"洗米"の仕事と、日本酒の発酵具合を確認するために、実験器具を使って醪(もろみ)の"分析"の仕事を行いました。前日に納豆を食べてはいけないというきまりを守って仕事体験に参加したこども達は「酒づくりがこんなに繊細で難しいなんて知らなかった」と新たな気づきを得ていました。
相双地域の各施設でも仕事体験を実施。東日本大震災・原子力災害伝承館での『伝承館学芸員の仕事』では、収集した震災関連の資料を写真撮影したり、パソコンでデータを管理する業務を担当。こども達は当時の被害状況が分かるリアルな資料に胸を痛めながらも、複合災害の記録や教訓を未来に継承し世界に共有するために真剣な眼差しで仕事に励みました。
震災前から双葉町で長年愛され、立ち入り規制が緩和された2020年に一早く町に戻り、双葉町産業交流センター内に復活したファストフード店「ペンギン」は、『ハンバーガー屋の仕事』を実施。こども達は新人店員としてボリューム満点の看板メニュー"スペシャルサンド"をつくりお客様に提供しました。
プログラム一覧
会場:ロボットテストフィールド |
●新聞記者の仕事 ●ニュース番組の仕事 ●医療機器メーカーの仕事 ●バス会社の仕事 ●建設業の仕事 ●自動車整備士の仕事 ●発電所運転員の仕事 |
会場:道の駅なみえ |
●大堀相馬焼職人の仕事 ●杜氏の仕事~洗米~ ●杜氏の仕事~醪の分析~ ●道の駅販売員の仕事 |
会場:各事業所 |
●電力送配電会社の仕事 ●銀行員の仕事~窓口業務~ ●信金職員の仕事 ●消防士の仕事 ●警察官の仕事 ●JR駅員の仕事 ●JR乗務員の仕事 ●スーパーマーケットの仕事 ●ホテルパティシエの仕事 ●ベッドメイキングの仕事 ●レストランホールスタッフの仕事 ●ハンバーガー屋の仕事 ●伝承館学芸員の仕事 |
概要
開催日 |
2022年10月1日(土)、2日(日) |
開催場所 |
ロボットテストフィールド、道の駅なみえ、ほか市内各地 |
プログラム数 |
26 |
出展事業者数 |
24 |
参加者数 |
延べ770名 |
参加対象 |
小学1年生~中学3年生 |
参加費 |
700円/1プログラム (別途材料費がかかるプログラム有) |
給料 |
200イノベ |
実施体制 |
主催:福島県相双地方振興局 共催:南相馬市、双葉町、浪江町、原町商工会議所、公益財団法人 福島イノベーションコースト構想推進機構 後援:経済産業省、復興庁、福島県教育委員会、相双地方市町村会、双葉地方町村会、相馬商工会議所、公益財団法人福島相双復興推進機構、福島民報社、福島民友新聞社、NHK福島放送局、株式会社ラジオ福島、福島テレビ、株式会社福島中央テレビ、福島放送、株式会社テレビュー福島、ふくしまFM 監修:KCJ GROUP 株式会社 |