キッズプロデューサープロジェクト密着レポート15⼈の想いが集結!
感動のアニバーサリーパレード編
キッザニア15周年の祝典を盛り上げるアニバーサリーパレード。
その記念すべきイベントの企画に携わることになった15人のこども達は、“キッズプロデューサー”として「音楽」「ダンス」「衣装」の3チームに分かれ、3カ月間さまざまな取り組みを行ってきました。
密着レポートの最後を飾るこの記事では、ダンスの合同練習や本番直前のリハーサル風景、そしてキッザニア15周年記念セレモニー当日の様子まで、舞台裏の貴重なシーンをお届けします。キッズプロデューサーの仕事を通して成長したこども達の姿も必見です。
01久々に全チーム集合! 合同ダンス練習でみんなの笑顔が弾けた!

9月中旬。チームごとに活動を進めていたキッズプロデューサー達は、久しぶりに全員集合しました(音楽チームのたいようさんはリモートで参加)。
この日の目的はダンスの集中特訓。
今回はこども議会のみなさんも加わり、全員で合同練習を行います。

まずは再会の喜びを交わしつつ、各チームの活動状況を報告し合いました。
その後は、振付師・akaneさんの動画を見ながら振り付けをチェック。そして、劇場スタッフのミアさん指導のもと、振り付け練習が始まりました。
最初は見よう見まねで、ぎこちなく手足を動かしていたキッズプロデューサー達でしたが、次第に慣れてきたのか、音楽に合わせて全身で楽しさを表現できるようになりました。
「けっこう振りが大きいから、パレードで踊るのが楽しみです!」


「みんなが揃って踊ったら、きっと楽しいと思います!」
「もし衣装を着てこのダンスを踊れば、ワッペンがふわふわ揺れているところがイメージできたのでワクワクしました!」

振り付けの練習が進み、全員のダンスが揃ってきたところで、こども議会のみなさんが合流。
甲子園こども議会のメンバーもリモート越しに参加します。

ダンスに慣れてきたキッズプロデューサー達は、今度は自らがお手本となって、こども議会のみなさんの振り付け練習をフォロー。
何回も繰り返していくうちに笑顔も増え、全員が踊りをマスターすることができました!
「最初は難しいダンスだなと思っていたけど、何回も踊ることで振り付けがわかってきて、楽しくなりました!」


「初めてのダンスはけっこう大変だったけど、みんなと踊ることができてよかったです!」
「きょう初めて完成した音楽を聴きましたが、私たちのエピソードや好きな楽器が反映されていて、私たちの歌でもあるんだなと感動しました! ダンスとも合っていて、どちらもいっそう引き立つ感じがしました!」

02いよいよ最終リハーサル!
ひと足先にパレード気分を体験

ダンスの合同練習から一週間後。
セレモニーの本番が間近に迫る中、最終リハーサルの日を迎えました。
この日はキッザニア開場前の早朝からスタートということで、集合時はみんな少し眠たそうな雰囲気……。
しかし、完成した衣装を手渡されるとパッと目を輝かせ、カラフルなデザインに見入っていました。
音楽チーム、ダンスチームにとっては、初めて見る衣装です。

「衣装はかわいいです! ワッペンがお気に入りです」


「想像していたよりもだいぶ派手で、明るくていいなと思いました!」
「とてもかわいい衣装で、一着ずつデザインが違うところが気に入りました!」

楽しそうな表情を浮かべて衣装を見せ合うキッズプロデューサー達。
その中に着替えを手伝っているデザイナーのyayoさんの姿がありました。
衣装制作を担当したyayoさんは、みんなが実際に着て踊っている様子を確かめたいと、わざわざ駆けつけてくれたのです。

劇場で立ち位置の確認を終えた後は、キッザニアの街へ!
場内に響き渡る音楽に合わせ、ダンスを踊りながら行進するキッズプロデューサー達。
身にまとった衣装はライトを受けてキラキラと輝き、まるで流れ星の集団のように街の中を色鮮やかに駆け抜けていきました。

「踊ってみたらとても暑くなりました! 本番もがんばります!」


「ジャンプをするたびに衣装のワッペンがフワッと浮かんで、きれいに見えたと思います。衣装や振り付けを上手に見せることができたので楽しかったです!」
「yayoさんが衣装の着こなし方を教えてくれてうれしかったです!キッザニアの街中を踊りながら周れるのが楽しくて、みんなが⼿拍⼦をしてくれたのでテンションが上がりました!」

03ドキドキのセレモニー当日!
15人の集大成を全力でアピール!
10月5日、ついにキッザニア日本上陸15周年記念セレモニーの日がやってきました。
この日は、関係者や報道陣、キッズプロデューサーの家族など、大勢の人がキッザニアの街に集まり、パレードのお披露目を楽しみに待っていました。

これまでのリハーサルとは違う雰囲気に、キッズプロデューサー達はみんな緊張気味。
それもそのはず、パフォーマンス以外にもキッズプデューサープロジェクトの活動を報告するという重要な仕事を任されているのです。
「緊張はいっぱいしています。踊ることよりも、喋るほうが緊張します」


「ダンスを練習したり、活動報告で自分が話す内容もがんばって覚えてきました」
「多くの人が来るので緊張していますが、キッザニアの良さをわかってもらえるようにがんばりたいです!」

そのほかにも、ステージの立ち位置や登場するタイミングの確認、振り付けの最終チェックなど、キッズプロデューサー達がやることは盛りだくさん。
それでも自分たちに任された役割を全うするために、お互いをサポートしつつ、真剣に取り組んでいました。

時計台の針が16時を指すと、ステージ上にはセレモニーの司会進行役を務めるこども議会議員のセリスさんとけんけんさんが登場しました。
さぁ、いよいよ本番です! まずは「音楽」「ダンス」「衣装」のチームごとに分かれ、活動報告を行います。
今日は各チームの制作パートナーである杉山勝彦さん、akaneさん、yayoさんも一緒に登壇。
緊張でいっぱいのキッズプロデューサー達を優しくフォローしていました。

楽曲や歌詞に込めた思いを解説する音楽チーム。しっかりした発言に杉山さんも絶賛!

元気いっぱいのダンスチームは振り付けのポイントを紹介。akaneさんとは久々の再会です

衣装チームは華やかな衣装を身に着けて登場! yayoさんと一緒に活動内容を振り返りました
たくさんの人の前で、自分たちが行ってきた活動を、わかりやすく丁寧に伝えることができたキッズプロデューサー達。
活動報告を終えた後はホッとした様子で、笑顔を見せていました。
しかし、ゆっくりしている時間はありません。
次はいよいよ、アニバーサリーパレードのパフォーマンス初披露です!
04感動のパフォーマンスに拍⼿喝采!
この経験を忘れず、今後に活かす!

セレモニーが進む中、衣装に着替えたキッズプロデューサー達は、劇場のドアの内側で登場のタイミングを待っていました。
この3カ月間、アニバーサリーパレードを成功させるために、全員が一丸となってさまざまな活動に取り組んできました。
その成果をアピールする最初で最後のお披露目が、いま始まろうとしています。
「登場する前は外から拍手も聞こえてきたので緊張していました。でも、ここで緊張したまま動けないでいたらすごく悔いが残りそうなので、精一杯やりきろうと思いました」


「ドアから出る時は『15周年だぞー!』とアピールするように、思い切り盛り上がりたいと思いました!」
「飛び出す直前はもちろん緊張もあったけど、楽しみたいという気持ちの方が強かったです!」

盛大な手拍子を受けながら元気よく飛び出した15人は、観衆の声援に応えながら笑顔でステージへ向かいました。
そして、音楽がスタート。軽快なメロディーに乗せて華麗に踊る15人の姿に、その場にいた誰もがくぎ付けになりました。
キッズプロデューサー達は、アニバーサリーパレードの初日にふさわしい最高のパフォーマンスを成し遂げてくれました!

セレモニー終了後。まだ興奮が冷めやらない中で、「音楽」「ダンス」「衣装」の各チームより1⼈ずつに、キッズプロデューサープロジェクトを振り返っていただきました。
セレモニーで印象に残ったことを
聞かせてください
「みんなで楽しく踊っている様子を、お客さんがすごく喜んで見ていてくれたことが印象に残りました。すごくリズミカルで明るい曲なので、そういう雰囲気が周りにも伝わったのかなと思います」


「自分たちで一生懸命作ったダンスをみんなに披露できたことに達成感を感じました。緊張はしたけれど、全力で踊ることができました!」
「やっぱりみんなで一緒に踊ったことがいちばんの思い出です。衣装チームの活動報告では、短くわかりやすく伝えることを意識してがんばりました!」


キッズプロデューサーとして活動を行う中で、成長した部分はありますか?
「15人で協力するということを学びました。人と力を合わせれば、自分の力も最大限に発揮できるような気がします。また、意見を言うことの大切さも感じました。大人になっても自分の意見や考えをしっかり持って、発信していきたいなと思います」


「意見をたくさん出し合うことで、いろいろな見方があることを知り、勉強する場になりました。そして、最初は自信がなかったダンスも、何回も踊っていくうちにだんだんと上手くできるようになりました!」
「たくさんの人の意見を聞いて、自分の考えを見つめ直すことができるようになったと感じます。ほかのメンバーが『こういうのがいいんじゃない?』と言った提案を元にして、自分の意見をもう一度見つめ直すと、よりよいアイデアが生まれることに気づきました」


自分たちが作ったアニバーサリーパレードのアピールポイントは?
「アニバーサリーパレードは、誰もが主役となって輝けるダンスだし、衣装だし、音楽だと思います! ぜひ楽しんで踊って欲しいですね」


「性別や年令に関わらず、みんなが楽しめるようにがんばって作った応援ソングです。だから、全力で楽しんで踊ってもらえたらうれしいです!」
「元気な振り付けだったり、衣装のデザインだったり、見ている人も楽しめるパレードだと思います。もちろん、踊る人も思いきり楽しんでくださいね!」


キッズプロデューサー達が作り上げた
アニバーサリーパレードを、
ぜひ体感ください!

キッザニア15周年記念セレモニーが無事に終了し、3カ月に渡るキッズプロデューサープロジェクトは幕を閉じました。
最初はぎこちない会話から始まったミーティングも、回を重ねるごとに打ち解け、制作パートナーのみなさんが思わず感心するほどの貴重な意見やアイデアが飛び交うようになりました。
しっかりした口調でハキハキと自分の考えを語るキッズプロデューサー達の表情は、⽴派なプロデューサーの顔をしていました。
「年齢や性別を問わず楽しめる」
「元気や勇気がもらえる」
「見ている人の記憶に残る」
そんなアニバーサリーパレードにしたいと語っていたキッズプロデューサー達。
セレモニーでのパフォーマンスの際、満面の笑みを浮かべて楽しそうに踊る彼らは、まさに理想とするパレードを自分たちで体現していたように思います。

キッズプロデューサー達が作り上げたアニバーサリーパレードは、2022年3月31日まで行われます。ぜひあなたも参加して、この感動を味わってみませんか。
プロジェクトの様子を動画でもチェック!
- 協力
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振付 akane 音楽制作 杉山勝彦 衣装デザイン yayo 衣装製作 SAYAKAASANO、衣裳生地フジカケ 企画協力 株式会社アルファベッティ 映像制作 ふじやさとし 映像カメラマン 藤田悟 写真撮影 林直幸 他 歌唱 古谷怜央(NPO法人 JOY Kids' Theater)
ゆうき(NPO法人 JOY Kids' Theater)