とじる

KidZania Japan

「ダンス×映像(えいぞう)」で世界を巻(ま)き込(こ)もう!
「コスモポリタンキャンパス2024 with EXPO」レポート

中学生が未来へのメッセージをこめた“ダンスと映像(えいぞう)”を制作!

2024年10月23日

「ダンス×映像(えいぞう)」で世界を巻(ま)き込(こ)もう!「コスモポリタンキャンパス2024 with EXPO」レポート 中学生が未来へのメッセージをこめた“ダンスと映像(えいぞう)”を制作!

2018年から始まった対話×探究型ワークショップ「コスモポリタンキャンパス」。
2024年夏は、「ダンス×えいぞうで世界へ届(とど)け!-Create our voices PJ-」と題して、
22名の中学生が、ダンスチーム「Dancers(ダンサーズ)」とえいぞうチーム「Videographers(ビデオグラファーズ)」に分かれ、世界中の誰もが手を取り合いたくなる未来に向けたメッセージを参加者同士で考え、その想いを表げんするダンスとえいぞうをつくり上げました。

ワークショップ

DAY 1 / 8月5日(月)

【対話する】メッセージを考えよう

【基調講演】講師:大阪・関西万博 催事企画(さいじきかく)プロデューサー/
The Human Miracle 代表/クリエイティブディレクター 
小橋 賢児(けんじ)先生

チームごとに、おたがいに自こしょうかいをしてから、それぞれが伝えたいメッセージを仲間と共有し、未来に向けて発信したいメッセージを話し合い、発表しました。
基調講演では、小橋先生が「どうやって自分の想いをえがき、伝えるか」について、こどものころの体験や、今どんなイベントをしているかなど、具体的なエピソードを交えて語ってくれました。

質問タイムでは、参加者から「どうしたら人を引きつけることができるか?」という質問がありました。小橋先生は「自分の想像をこえることを見つけて、見つけたことをずっと伝え続けることが大切」と教えてくれました。参加者とのやりとりが活発に行われ、会場が熱気に包まれました。

【対話する】メッセージを考えよう

DAY 2 / 8月6日(火)

<午前>
【表現を学ぶ】表現者の基そを学ぼう

講師: 株式会社DALIFILMS 代表取締役/慶應義塾大学大学院 非常勤講師
菅 健太(かん けんた)先生

はじめに、えいぞう制作の世界で活やくするためのヒントを学びました。菅先生は、自分が学生時代にどんな経験をしてきたのか、どうやってえいぞうの世界で成功したのかを教えてくれました。その後、「えいきょう力があるえいぞうを作るためのコツ」や、「さつえいする時の技術」についても学びました。
学んだことを実際に試すために、カメラや照明などのさつえい機材を使った実技も行いました。みんなで機材を使ってさつえいし、えいぞう制作の楽しさを体験しました。

<午後>
【創(つく)る➀】メッセージを表現するダンスとえいぞうの制作

Dancers講師:「KOSÉ 8ROCKS(コーセーエイトロックス)」の2GOO(ツーグー)先生、REIMI先生、TETSU先生 
Videographers講師:株式会社DALIFILMSのみなさん

2チームに分かれて、本格的な活動がスタートしました。
Dancers:プロのダンスチーム「KOSÉ 8ROCKS(コーセーエイトロックス)」の2GOO(ツーグー)先生、REIMI先生、TETSU先生からダンスの指導を受けました。大阪・関西万博のテーマソング「この地球(ほし)の続きを」のふり付けを覚えた後、ワークショップオリジナルのふり付けをみんなでワクワクしながら考えました。
Videographers:えいぞう制作のせん門家、菅先生やDALIFILMSのみなさんから、さつえいの技術を学びました。たくさんの機材がえいぞう制作に使われていることを知り、初めて見る機材にワクワクした参加者たちからたくさんの質問が出ました。その後、チーム全員でダンス動画のストーリーや見せたい部分をまとめるための資料「絵コンテ」を考えました。これを使って、どんな場面をどうさつえいするかをチームで計画しました。

【創(つく)る➀】メッセージを表現するダンスとえいぞうの制作

DAY3 / 8月7日(水)

【創(つく)る➁】メッセージを表現するダンスとえいぞうの制作

Dancers:前日に引き続き、自分たちだけのオリジナルダンスのふり付けを考えました。後半では、発表会の会場「Theater Mixa(シアターミクサ)」のステージを想像しながら、ダンスのときの立ち位置やならび方を確にんしました。
Videographers:ストロボという特別なライトを使ったさつえい方法を学び、発表会のオープニングえいぞうをさつえいしました。「Dancers」の練習風景もいろいろな角度からさつえいし、その後すぐに編集作業も行いました。

【創(つく)る➁】メッセージを表現するダンスとえいぞうの制作

DAY4 / 8月8日(木)

【表現する➀】ダンスビデオのさつえいにちょう戦!

実際のイベントやライブで使用されるステージで、ダンスのリハーサルとえいぞうさつえいを行いました。参加者たちは、本番さながらのかん境でダンスをひろうし、えいぞうをさつえいするきちょうな経験を積みました。ダンサーとして、またクリエイターとしての技術をさらに高めるため、みんなが一つの目標に向かって集中して取り組みました。

DAY5 / 8月9日(金)

【表現する➁】成果発表会

ご講評:EXILE MAKIDAI先生
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 西貝 宏伸先生
国立大学法人 大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ 伊藤 武志先生

参加者は、ダンスとえいぞうのコラボレーションを通じてお互いに成長することを目指し、成果作品のタイトルを「グラボ~グローイングコラボレーション~」としました。5日間の活動の集大成として、ステージ上でダンスえいぞうとライブパフォーマンスをひろうしました。会場には保護者やゲストの方々が集まり、温かいはく手と声えんを送ってくれました。アンコールでは、ゲストのEXILE MAKIDAI先生も参加し、参加者たちといっしょにダンスをおどり、会場全体が感動に包まれました。

【表現する➁】成果発表会

コスモポリタンキャンパス2024 with EXPO
参加者22名がつくり上げたダンス動画はこちらです!

5日間のワークショップを通じて、参加者はいろいろな発見があったようです。
参加者感想の一部をこちらでごしょうかいします。

参加者より
みんなといろんな話をしたり、ダンスにどうやって想いをのせればいいかを考えたりする時がとても印象に残っている。制作発表会でみんなと練習したダンスを全力で楽しくおどれたことが最高でした!人見知りだったからあまり人と初対面ではなせなかったけど、ダンスや、意見を出し合うたびに、みんなどんどん仲良くなれて、乗りこえられて良かったと思った。ダンスも全然やったことがない中で、全力でくらいついていこうと思って、もうダメかもと思ったときもあったけど、乗りこえられた。おどることがどれだけ楽しいか知れた。
(キャンパスネーム:anna 中学2年生)

メンバーとの他愛ない会話。稲村カメラマンやけんた先生に直接いろんなことを教えてもらえたことが楽しかった。実際に機材を持ってみると重すぎて思うようにさつえいすることが難しかったけど、あこがれのかっこいいカメラが使えて楽しかった。
(キャンパスネーム:Kotaro 中学2年生)

講評
かえつ有明中高等学校
理科/プロジェクト科/国際部/ミュージカル部顧問
児島 玲奈先生

「終わるのが悲しいと思うくらい最高の5日間」と生徒が表現するほど、じゅう実したプログラムだったようです。ふだんは出会えないような、せん門家から教わることで刺激を受け、文化のことなる他校の生徒さんと考えを共有し、世界へ向けて自分たちの想いを発信することによって一人一人の成長が見られました。協力してひとつのものをつくり上げることによって連帯感が生まれ、今後につながる関係性も築けたようです。これから未来を切り開いていく中学生にとってき重な経験をさせていただいたことに感謝しています。」

「コスモポリタンキャンパス」はこれからも正解のない時代をたくましく生きる力をこども達に育んでもらえるよう、プログラムをじっししていきます。


共催:株式会社コーセー
協力:株式会社講談社
東日本旅客鉄道株式会社※
※東日本旅客鉄道株式会社は、「TEAM EXPO 2025」プログラムにて、
共創パートナー名・「JR東日本(TAKANAWA GATEWAY CITY)」として活動しています。

後援:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
国立大学法人 大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ
いのち会議

© Expo 2025